空悟~大切な君~
「頂上には綺麗な丘があるからな」
先頭を歩く父さんが元気に言う。俺は空悟と手を繋ぎ、後を付いて行く。
道は一本だけだけど、左右は急な斜面になっていて落ちたら大変だ。
そして、一時間ほど歩いた時、空悟が駄々をこね始めた。
「兄ちゃんおんぶー」
「もう少し頑張れよ。俺だって疲れてんだから。父さん、あとどれくらい?」
父さんのほうを見ると、あんなに張り切っていた父さんが地面に座り込み肩で息をしていた。
「海斗…少し休憩しよう…」
先頭を歩く父さんが元気に言う。俺は空悟と手を繋ぎ、後を付いて行く。
道は一本だけだけど、左右は急な斜面になっていて落ちたら大変だ。
そして、一時間ほど歩いた時、空悟が駄々をこね始めた。
「兄ちゃんおんぶー」
「もう少し頑張れよ。俺だって疲れてんだから。父さん、あとどれくらい?」
父さんのほうを見ると、あんなに張り切っていた父さんが地面に座り込み肩で息をしていた。
「海斗…少し休憩しよう…」