空悟~大切な君~
「海斗!」
父さんが俺の肩を強く揺さぶる。
「とにかく川上に行ってみよう。もしかしたら空悟がいるかもしれない。それでも見付からなかったら、捜索隊に頼んで捜してもらおう」
「うん…」
そして俺達は空悟を見付ける為に歩き出した。
もし空悟が見付からなかったら、俺はあんたを恨むぞ。
俺は心の中で侍にそう呟いた。
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