空悟~大切な君~
俺は空悟の隣に横になり、空悟の小さな手を握った。
「空悟、兄ちゃんはもう行っちゃうけど、お前は父さんと仲良く暮らせよ。あんまりわがままばっかり言っちゃ駄目だぞ。じゃあな」
そっと手を離し、起き上がろうとした時、
「兄ちゃん…」
「!」
空悟が寝言で俺の名前を読んだ瞬間、胸が熱くなって涙が溢れた。
「兄ちゃん」
幸せそうに笑う空悟。夢の中に俺が出て来ているのか。そうだな、夢の中ならいつでも会えるもんな…。
「兄ちゃん」
「空悟、兄ちゃんはもう行っちゃうけど、お前は父さんと仲良く暮らせよ。あんまりわがままばっかり言っちゃ駄目だぞ。じゃあな」
そっと手を離し、起き上がろうとした時、
「兄ちゃん…」
「!」
空悟が寝言で俺の名前を読んだ瞬間、胸が熱くなって涙が溢れた。
「兄ちゃん」
幸せそうに笑う空悟。夢の中に俺が出て来ているのか。そうだな、夢の中ならいつでも会えるもんな…。
「兄ちゃん」