空悟~大切な君~
「確かに俺は空悟が邪魔だった…けど俺には空悟が必要なんだ。あいつをこんな所で死なせたくない!今度はちゃんと大切にする!だから助けてくれ!」
心の底から神に祈るように頼んだ。すると侍は腕を組み扉にもたれた。
「空悟殿を救う手がない訳ではない」
「じゃあ!」
明るくした表情で見上げると、侍は難しい顔をしていた。
「空悟殿を救う事は出来るが、拙者は魂を導くよう言われて来た。だが魂がなければ帰る事も出来ぬ」
やっぱり無理なのか。俺が表情を落とすと、侍は言葉を続けた。
心の底から神に祈るように頼んだ。すると侍は腕を組み扉にもたれた。
「空悟殿を救う手がない訳ではない」
「じゃあ!」
明るくした表情で見上げると、侍は難しい顔をしていた。
「空悟殿を救う事は出来るが、拙者は魂を導くよう言われて来た。だが魂がなければ帰る事も出来ぬ」
やっぱり無理なのか。俺が表情を落とすと、侍は言葉を続けた。