空悟~大切な君~
「兄ちゃん?」
「ごめんな。空悟」
俺は空悟から離れ、空悟の頭を撫でた。
「もう、大丈夫だからな」
「?」
空悟は俺が守る。何があっても必ず守る。そして、最後の一週間を懸命に生きる。後悔しないように。
「じゃあ行ってきます」
「いってらっしゃーい」
空悟に手を振り、俺は家を出た。
家を出て見上げた空はとても青く、その青に飛行機雲が一本の白い線を描いて行く。
「ごめんな。空悟」
俺は空悟から離れ、空悟の頭を撫でた。
「もう、大丈夫だからな」
「?」
空悟は俺が守る。何があっても必ず守る。そして、最後の一週間を懸命に生きる。後悔しないように。
「じゃあ行ってきます」
「いってらっしゃーい」
空悟に手を振り、俺は家を出た。
家を出て見上げた空はとても青く、その青に飛行機雲が一本の白い線を描いて行く。