空悟~大切な君~
それなら簡単そうだ。
「綾瀬君も作ってみる?」
「いいの?」
「え!?う、うん」
俺が作るはずないと思っていたのか、皆ビックリしている。
空悟にとって、思い出のない飛行機はいらない。かと言って手作りの飛行機で喜んでくれるか分からないけど、あげてみないと分からない。
「そうゆう布って、どこに売ってるの?」
「手芸屋さんに行けばあるよ。私達の余ってるから、使う?」
「ホント?ありがとう」
正直、店とかで買うのは恥ずかしかった。だからホントに助かる。
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