空悟~大切な君~
「海斗…父さんは空悟に嫌われたよ」
「仕方ないって。捨てちゃったんだから」
「後は海斗に任す…」
「またすぐ俺に頼る」
まあ、俺もとりあえず準備はしてるけど、それで空悟の機嫌が直るとは限らない。最悪、時間が解決してくれるのを待つしかないかもしれない。
「喜んでくれればいいけど…」
飛行機はもうすぐ完成する。明日空悟を迎えに行くまでには出来るだろう。
今は期待と不安で一杯だった。
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