空悟~大切な君~
「……」
純太、お前はやっぱり最高だよ。俺の事を一番に分かってくれている。そんなお前と別れるなんて、俺は耐えられねえよ。
溢れ出そうになる涙を必死に堪え、俺は純太に笑顔を見せた。
「何言ってんだよ。俺がいなくなる訳ねーだろ?」
「ホントか?」
まだ不安そうな純太。その心配も凄く嬉しかった。
「当たり前だろ?俺はいなくなったりしない。俺はずっとお前の親友だ」
すると純太はやっといつもの明るい笑顔を見せた。
< 99 / 136 >

この作品をシェア

pagetop