あの時の2人

キーンコーンカーンコーン♪~

「あ〜やっと授業終わった♪
早くアド聞きにいくよ!」
といって私の腕を掴んで思いっきり走った。


とうとう四組の前...


よしこがしょうを呼んだ。
「しょうーー
ゆりに紹介した人連れてきてー」

よしこが叫んだらすぐに
例の男が出てきた。

「なに?」

「あーえっと..
アド教えてくれない?」

「いいよ。しょうに聞いといて。」

私は思わず
心の中でガッツポーズをした

すると彼は、
「あ、あと名前なんだっけ」
私はすかさず

「ゆりだよ。そっちは?」

「俺はりつ。」




この時から私の中で「りつ」はかけがえのない存在になって行ったのだ。

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