その声で愛を囁いて

 忘れもしない、中3の冬。
俺がA高のテストを受けていた時。

 * * *

カチカチ・・・
(小声)「あっ!シャーペンの芯が・・・」

ガチャガチャ・・・

筆箱の中から鉛筆を出す。
しかし・・・

ボキッ

(小)「・・・・・・マジ?」

芯が折れた。

あと半分くらいなのに・・・
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