【完】透し予知能力者
『名前を偽って昔会ったことを隠してるなんて…そっちの方が酷くないか?不思議ちゃん?』





やっぱり昔一緒に飲んだ私のことを覚えていたんだ…




『そう言えば…』
何かを思い出すように拓が…





『前に早紀と出会った時に過去が見えるとか…未来が見えるとかって言ってたよなぁ〜』





『そっそれが…どうしたのよ…』
何を考えてるの…





『それを世の中の良き事に使ってみないか?』





『えっ?』
思いがけない言葉に私はビックリした





今までさんざん人を騙してきた人に良きことに使うだなんて…





そんな言葉を信じれるわけがない





< 103 / 279 >

この作品をシェア

pagetop