【完】透し予知能力者
『えーーーーー???』
そんなことをしてるとは思わなかったし私が見た未来にはそんな事も見えなかったから驚いてしまった!





『そんなに驚かなくても…』





『驚くわよ!早紀さんを捨てるようにいなくなったくせに!!』
私はあの時の早紀さんの悲しい姿を思い出していた





『捨てたんじゃない!俺だって早紀があんなことすると思わなかったし…会社を建設していたから確かに金は必要だった!』
真剣に話をする拓…





『お金を要求したのはあなたでしょ?』





『それは…そうだけど…お金は会社が波に乗れば何とでもなると思っていたから…』





『でも…早紀さんはあなたのせいで5年も刑務所に入り会社が倒産してしまったのよ!』





『わかってるよ…義さんにもかなり言われた…お前がやらせたんだろうって!』




『そうなんでしょ?』





『俺はそこまでしろなんて指示はしてない!あの時は俺も必死で金を集めていたんだから…』





『でも…実際あなたのおかげで沢山の人が犠牲になってしまってるのよ!』





< 105 / 279 >

この作品をシェア

pagetop