【完】透し予知能力者
『だから…義さんにも言われたし自分でも反省しているんだよ…沢山の人に迷惑をかけてしまったから…』
なんか悲しそうな顔をしていた





『だって…昔から平気で悪いことをしてきたんでしょ?いまさら反省なんてしてるの?』





『若い時は人に迷惑だなんて考えたことなんてなかったよ…悪いことをして人を騙し刑務所に入ることなんて当たり前のように思っていたけど…』





『思っていたけど…?』
やっぱり…昔から悪い男だったんだ





『やっぱり…助けられたり大事な人ができたりして自分1人じゃないんだなって思うようになって』





『そっか…変わったんだ』




『それに娘が…』





『娘?早紀さんとの?』





『そう!早紀と俺の子供』




『へー!もう大きくなったんだろうなぁ…』





『まぁな…紀子って言うんだけど10才になるんだ!』





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