【完】透し予知能力者

『加藤刑事と拓也さんは同じ施設で育ってますね…』
拓が親に捨てられて施設に預けられた頃…加藤刑事も施設に入ったばかりで拓を弟のようによく面倒をみていていた





そして…拓が事件を起こすたびに加藤刑事が力になってくれていたのだ！





『そうだよ！それくらいは拓から聞けばわかるだろう…』





そう言った加藤刑事にむかって拓は立ち上がり…
『俺は何にも言ってねぇ！』





私は加藤刑事の過去を見ていたら涙が出てきた





『ほら〜義さんがそんなこと言うから綾ちゃん泣いちゃったじゃないか！』





『すっ…すまん五十嵐さん』
謝る加藤刑事の手を私は…そっとはなした





『ちっ…違うんです……加藤刑事の家族が………亡くなったのが…見えて………』





『えっ…私の家族のことかい？』
加藤刑事が驚いていた