【完】透し予知能力者
『加藤刑事が12才の頃…家族が何者かに殺されて家に火をつけられて全焼しましたよね?それで…祖父母と両親…姉と弟の6人が』




『えっ?それマジ義さん?』
拓も驚いていた!





『そう…五十嵐さんの言う通り…その時俺は…ちょうど家にいなかったから助かったんだ』





加藤刑事は…お父さんも刑事で何かの事件に巻き込まれたことで家族が殺された




加藤刑事のお父さんが関わった事件を加藤刑事が調べようとしたのだが…上司に危険だと止められ…





犯人がわからないまま解決していない謎の事件になっているのだ





『義さんも大変だったんだなぁ…その話は俺も知らなかった』
拓も親のいない気持ちがわかるのか悲しそうな顔をしていた





『まぁ…誰にでも何かしら大変なことはあるさ!』





『でも…よくグレなかったな義さんは!』





『ばっ…バカもん!お前と一緒にするな!!』





『施設も育った環境も一緒だったじゃん!』





『お前みたいに心は腐っとらん』





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