【完】透し予知能力者
そこには…切断された胸部と腕…脚…
『わっ…かっ…顔が…』





バラバラに切り刻まれている遺体





『やっぱりダメだ…』
と加藤刑事は逃げるように出て行った





『頭部は…?』
私は飯島さんに聞いた





『まだ…見つかってないのよ!』





『それで…誰かわかるのに時間がかかってたんですね』





『そうなのよ…』





『私頑張って犯人と…頭部を見つけ出します!』





『特殊能力?』





『はい…私は過去や未来が見えるので…』





『凄いわね!それが本当なら事件がすぐに解決しちゃうね』





私は飯島さんの話を最後まで聞かずに遺体に触れた





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