【完】透し予知能力者
『イラッシャイマテー』
店内の外国人従業員の声が響く…





私達は小さなボックス席に案内され
『エラッシャイマテー』
若い外国人女性が加藤刑事の隣に座った





『アタシ…ルナ!ハジメマヒテーアナタワ』





『あっ…どうも…かっ』





本名を名のろうとしている加藤刑事に私は…
『川島さん…この人は川島さんで私は上原ですよろしく!』





『カワヒマサント…ウエハラサンネ!OK…ナニノムカー』





『焼酎水割りで…』
加藤刑事がそう言うとルナは席からいなくなった





『加藤刑事本名名のってどうするんですか?』
小声で話す私に…





『すまん…』
と小声で返す加藤刑事





『これから彼女にいろいろと聞かなくちゃならないんですからね!あまり変なこと言わないでくださいよ!』





『わっ…わかった』





そして…ルナが戻ってくると水割りの焼酎を飲みながら話をした





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