【完】透し予知能力者
私は…早紀さんから目をそらしたけれど…





『何よ!どうせ…私をバカだって笑いたいんでしょ!』
早紀さんは私にそう言いながら涙を流し崩れるように廊下にうずくまった…





『……すいません』
私は早紀さんにかける言葉なんて見つけることができずにその場から立ち去った




最高な彼と幸せな日々を夢見ていた早紀さん…





あの時からは考えられないようなことがおきてしまっていて…





絶望的になってしまっているような感じに見えた…





私が酔って見えた未来の早紀さんの泣き崩れていた姿と一致した





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