【完】透し予知能力者
中に入ると音楽がガンガン響き…ダンスをしている人もいて煩いとしか私には言いようがない店だった





そんな店の奥の方の席に座り…
『こんな店はじめて?』





『えっ?』
煩くて全然聞こえない!





『は・じ・めてきたの?』
大きな声で…





私は頷いた…
あまりに煩くてイライラしてきたこんなガヤガヤしたところには行こうとも思わないから





『何飲む?』





『何でも!まかせます…』
私は少しずついろいろなお酒を1人で飲み続け…いつしか何でも飲めるようになっていた





店員を呼び何か注文していた…





『ごめん…まだ名前も聞いていなかったね!』





『はい…』
店では何度も話をしていたけれど名前とか電話番号までは聞かれなくて…やっと聞いてきた!





『私は…菅原 真紀です』
私は…嘘をついてしまった




< 66 / 279 >

この作品をシェア

pagetop