【完】透し予知能力者
『それが…』





私もその時の状況を覚えてるだけ話をした





『私は拓也さんと飲みに行きましたけど…』





飲みに行った場所も名前も知らないところで…





そして…たんたんと話をする私





『そっ…それで…高杉は海に沈められたらと言うのか?』





『海に落とされたところは見てないのですが…』
あの日のことを思い出すと怖い…





『どこの港か覚えている?』





『わかりま…せん…』
震える私に刑事さんは…





『大丈夫か?まいったなぁ…』





『すっ…すいま…せん』





『もう…今日は帰っていいよ!』
刑事さんは優しくそう言ってくれたけど…





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