【完】透し予知能力者
『いらっしゃいませ〜!何名様ですか?』





『1人ですけど…』
1人は気まずい





『喫煙席と禁煙席どちらになさいますか?』





『禁煙席で…』
私はタバコを吸わないから…





『ご案内しまーす』





私は窓側の席に案内され着席した





何気なく外を見ると道路の向こう側に誰かがこっちを見ている
『キャッ…怖い』





その悲鳴に気づいた店員さんが…
『どうしました?』





『道路の向こう側に誰かが私を見てる…』
椅子に座りながらうずくまる私





『誰もいないですよ?』
不思議そうな顔で私を見る店員さん





『えっ?あれ…』
確かに誰かが立って私を見ていたのに…誰もいなくなっている





『大丈夫ですか?』
心配そうな目で私を見ている





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