恋愛悠々~四人之恋~
「何かないの?キャラ弁作んぞ(笑)(やっぱ変に思われてるかな…)」
志穂は、平然を装いながらさっきまで書いてたプリントを弄る。
「はあー!!!やめろよ、それは!」
「だったら何がいい?」
「え…た、卵焼き?」
志穂のいつも以上の無茶ぶりに戻りながらも一義は、答える。
「うわぁ、無難」
「しかたねーだろ!
すぐに思いつかねーよ!」
「何してんだよ…」
「祥介!!志穂が鬼畜!」
そこに入って来た祥介に一義は、まさに天の助け!とばかりに飛び付いた。
「うざい。暑苦しい。離れろ、一義」
「祥介のバカ~!!
アタシより、志穂を選ぶのね!!」
「黙れ、バカ義」
「祥介にも見捨てられてやんの~」
ケラケラと祥介の後ろからコップとジュースの乗ったお盆を持った珠が出てきた。
「珠、ヘルプミー!二人がイジメる!!」
「ガンバッ!」
「珠ィイイ!!」
ふざけあいながら…
ずっとずっとこのままで…