恋愛悠々~四人之恋~
海水浴



「一番!一義、飛び込みます!!」


ザパーンと堤防の上から飛び込む、少年。もとい、一義。


「一義、早ッ!?」


「二番、祥介。飛び込みます」


「お前もかよ!!」


「三番、志穂!飛び込みます!」


「もういい!何も言うまい!」


珠のツッコミを無視して飛び込む三人と残された珠と荷物達だった。


「ハァ…絶対、ウチが甘やかしてるせいだ…」


珠は、誰にも聞かれなかった呟きと共に4人分の荷物を持って歩き出した。


――――――――
――――――
――――


「あんたら、アホでしょ!ウチに荷物押しつけて」


「いや~」


(*^^*ゞ
とでもいう、表現が合いそうな表情の一義。


「一義うっざ~い」


「志穂酷すぎッ!」


「オイコラ!バカダブル、話を反らすなよ!」


「珠、俺の水筒パ~ス」


「祥介にいたっては、そらす気すらなしかよ!」


プリプリと怒りながらもしっかり、水筒を出して投げてやっている。
確実に反省のいろが見えないのは、このせいな気がする。






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