なんで、みんな誰かの一番になれないんだろ?
そして次が、問題のムカデ競争。
でも散々練習したかいあって、私はこの競技を無事に終えることができた。
最初、背が小さい私は他の人の歩幅に合わせるだけでも一苦労だった。
でも毎日亜子たちが練習に付き合ってくれたおかげで、本番は他の人ともぴったり息を合わせられたと思う。
終わったあとに亜子が
「夢乃頑張ったね!」
そう言って私を抱きしめてくれたのが嬉しくて嬉しくて
「亜子大好き!」
そう言って、私はまた亜子に抱きついた。
女の子の中では、亜子が一番好きだよ。
だからあいつが好きになるのが亜子なら、私も諦めがつくのかな…
大好きな2人がくっついたその時、私は笑って『おめでとう』って言えるのかな…