なんで、みんな誰かの一番になれないんだろ?
それが、昨日のこと。
そして今…
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「うわぁーー…」
私は思わず感嘆の溜め息を漏らしていた。
パレードの衣装を亜子が着せてくれたんだけど、その衣装が私には勿体無いくらい可愛い!
うちのチームのテーマは“和"。
だから私の衣装は、着物をかたどったミニワンピースに、裾にレースをあしらったもの。
「亜子天才!!」
「こんなの誰でも作れるよ。それより、夢乃可愛い!似合ってるよ」
そう言って頭を撫でてくれる。
…亜子、こんな凄いの他の人には作れないよ。だって現に、私の作った衣装はガタガタだもん。
それにしても…
今も他の人に衣装を着せたりヘアセットしたり、大忙しな亜子。
その亜子の衣装が、これまた似合ってて惚れ惚れする。
亜子の衣装は正統派の着物。胸元が少し開いていて、そこから覗く白いチューブトップ(本当はサラシを巻いて欲しかったんだけど、却下された。)が色っぽい。
普段髪を下ろしているから、アップにした姿は女の私でもドキドキしてしまうほど。
でも、こんな亜子の姿見たら気が気じゃない奴がいるんだよなぁ…