なんで、みんな誰かの一番になれないんだろ?


モテモテのヨウでも、悩みがあるんだな。




きっと俺は、4人のことを何も分かっていなかったんだと思う。




それぞれの悩みも




それぞれの想いも。





――――――

―――――――――


「トーヤ!」


亜子と俺のやり取りを見て、みんなが笑う。




俺はやっぱり、みんなが大好きだ。




だから、


大好きなみんなが笑ってくれるなら、




損な役回りでも悪かねーかな。









でもやっぱり、時々心が折れそうになるから




亜子、




たまには俺に優しくしてよ。


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