初恋Lover



この手で掴みたくて仕方なかった。



それが恋だと気づいた瞬間、ちょっと大人びていて
恋愛小説ばかりよんでいたあたしは。


累に“嫉妬”っていうのをさせてみたくて。


来る日も来る日も小説を読んで。


好きな人に好きな人がいたら妬くってみたいな事が多かったから。



モテモテの太陽君に恋した演技をした。


太陽君がきたよ!


だとか。


太陽君に守ってもらうんだ!!とか。


詳しく知らないと本当に好きなの?とか疑われない為によく観察したり。


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