初恋Lover
“あいちゃん”
“なに?るいくん”
“あいちゃん、つよいね。”
“うん!だからよわっちいるいくんをまもってあげる!”
“まもるって・・・なにから?”
“うーんとね、びょうきとか、ケガとか!”
“でも、たいきくんは?”
“たいきくんは、あたしよりもつよいから、
たいきくんはあたしをまもって、あたしはるいくんを
まもるの!”
………そんな幼い記憶。
それを覚えてくれていることにすごい喜びたいけど。
今は俺の方が強くて。
愛を悲しませていくことに、
罪悪感を感じた。