記憶の断片
「んがーーー、もうここでいい。此処で決まらなかったら野宿にするっ!」
そう言いつつも俺は雨の中をただ静かに
静かに大きな家へと向かっていた
また、雨が強くなったようだ。
そして、家の前まで来てしまったようだ
俺は緊張しつつも
『『冷静ですよ僕は』』
と顔をしつつ扉を開けた
「すいませーん。自分泊まる所も金も無くて困ってるんですが、一晩だけでも
いいんで泊まらせてくれませんかーーーー」
俺は叫んだ、思ったより大きかった家だったから
人が沢山いてパーティとかしていても多分構わず叫んだだろう
聞こえたかどうか解らないけど、とりあえず待ってみることにしてみた
でも、外は大雨になっていて寒かったから
さすがに中で待って居させて貰おう。
小さな声で「おじゃましまーす」と言い
入った俺だが、こんなびしょぬれの中
入っていいのか正直迷った。