記憶の断片
そこには一人の男の人がいた。
ざっと見高校生見えると思う。
「何か御用ですか?」
わたしは、確かめるようにと
尋ねてみた。
「えっと、一晩だけでもいいから此処に泊めさせてもらえるかな?お母さんかお父さんは居る?」
質問を質問で返された・・・・・
と思いつつ
こう言われるのも当たり前かとも思った
「両親は居ません。此処には私一人きりです。」
「それじゃあ、君に聞く此処に泊ってもいいかな?」
悟った。
というかかんで解ったこの男の人は
家が無い
両親が居ない。
喋りかた
雰囲気
色々な物を纏っていたから。