Forget-Me-Not【切ナイキモチ】
「何でいんの…?」
「知らねーよ。
マジしつこいんだよ。
それより、さっきの続き。だから、何?」
私は誰にも聞かれないように春樹の耳元で囁いた。
だって恥ずかしいんだもん!
春樹は聞いた後、『そんな事、他の男の前で言うなよ!』って顔が真っ赤になりながら言っていた。
俺は音羽が帰った後も顔が赤かった。
俺はあんな言葉、音羽の口から出てくるなんて想像してなかった。
一瞬耳を疑った。
だって
『春樹が好きだから。』
って耳元で囁くなんて音羽じゃねーだろ。
あんな事言われたら、誰だって顔赤くなるだろ。
思い出してもにニヤける。
あ~、俺今最高潮に幸せだ~!