極上恋愛~俺様王子の羊ちゃん~


「俺もう仕事行くから自分の皿、洗っとけよ」


涼しげにそう言うと玄関の方に歩き出した聖くん。


「え!?ちょ、うそっ!?もうこんな時間!?」


時計を見るとジャスト・・・って言いたいけど


「7時42分っ!?」



微妙・・・



じゃなくてっ!!



「急がなきゃ電車乗り遅れるよ~~」


アタシは急いで聖くんの作ってくれた朝ごはんを食べる。


細かく言えば、口の中にギュウギュウに詰め込んでるだけなんだけど。



「じゃあ、ちゃんと鍵しめてけよ」


そんな聖くんの台詞は玄関の扉が閉まると同時に消えた。


「あ、あたしも急がなきゃ・・・」



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