極上恋愛~俺様王子の羊ちゃん~



7時55分―


あたしがいつも最寄り駅から乗ってる電車は時間通りに発車した。


「ゼーハー、ゼーハー・・・」


2段とばしてホームまで駆け上がったものの、電車を見送る形になった。


「最悪だぁ・・・」


酸欠状態のアタシは方を上下に揺らしながら呼吸した。


「仕方ない、」


そう、呟いて近くにあったベンチに座った。


そして、パチンッと携帯を開いて、メールを打つ。


「ナ行、ナ行・・・っと、」


親友であり、幼なじみの片岡 凪(ナ ギ)にメールを送る。


__________________


ごめん><///
電車乗り遅れた(:_;)

        憐
___________________


送信・・・っと



< 5 / 62 >

この作品をシェア

pagetop