ALTERNATIVE Ver.0.5
てなことを男はパンツを見ながら考えてたりすると、頭の上に金属の容器が頭の上に落ちてきてポコンと音が鳴った。

目の前には給食の小のおかず用のサイズの小さい金属ボウルが掃除ロボのように転がり回る。

男は地味に痛かったのか手で押さえようとし少し便座から体を浮かせたが、ズボンが太もものところでとまっていたため前につんのめってしまった。

つんのめりながらも咄嗟にあらわになったちんちんをしまおうと両手でズボンをあげようとした。

しながらも、頭は痛いし、ちんちんは丸出し出しで恥ずかしい。

男は体勢を崩し、ぐいぐいと急接近するトイレの床を見た。

男はズボンとパンツを両手でつかんだまま、たぶんコブができてるか血が出てるし、頭押さえたいし、ちんちんをしまわないと、ズボン、パンツ、せまるタイル、タイルの細かな凹凸がわかるぐらいの距離で、いよいよ迫るタイル張りの床から、すんでのところで顔面をそむけ側頭部を強打した。

チカチカと火花が出る真横の世界。

側頭部を強打した状態で、男は目の前の女の足を見た。

女の両手がするすると伸び降りてきて銀の容器を大事そうに両手で持ち、

茶道において飲む前に、飲んだ後でしたかね? 飲む前ですよね? 銀の容器をクルクルと回しながら、さらには持ち上げて、天井にかざし底の方までを鑑賞している。

その様子をじんじんする側頭部と頭頂部を気にしながらも男は、金属容器のどのあたりにどれくらいの凹みがあるのかないか見ているのだろうなとピンときた。

おちんちんがひんやりとした床にペトリと着地した。

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