++外伝/偉大な緑の協力者~『選択』~++
第四章 少年と二人の傭兵
大の大人の反応
それから明後日の正午過ぎ頃、レイとアザムの住んでいる家の前に一台のピックアップトラックが停車する。
音を聞きつけて、アザムはすぐに扉を開き車に少し近づく。
「お久しぶりです。ベリルさん、ティーロさん! 戸締りだけしてくるのでちょっと待っていて下さい」
車の中からベリルは手を上げ、ティーロは頷く。
そんな二人を見て確かめアザムは満面の笑みを浮かべると、一度家の中に戻り戸締り等をして家から再度出てくる。扉の鍵と門を閉めると指差しをして頷いている。
運転席にはベリル、ティーロは運転席側の後部座席に座っている。アザムは当たり前のようにベリルのピックアップトラックの助手席に乗る。
「行きたい場所は?」
唐突に訊くベリル。当たり前だが三人とも“何処に”という計画はしていなかった。暫く考えていたが、思い出したようにアザムが言う。
「近い隣の街にショッピングモールみたいな場所なら最近に出来たけど? えーと‘ぺタロン’って名前だったと思う」
「ほう」
アザムの答えにベリルが“どこでもいいが”という感じで答えるが、後ろで微妙に眉をしかめるティーロ。
音を聞きつけて、アザムはすぐに扉を開き車に少し近づく。
「お久しぶりです。ベリルさん、ティーロさん! 戸締りだけしてくるのでちょっと待っていて下さい」
車の中からベリルは手を上げ、ティーロは頷く。
そんな二人を見て確かめアザムは満面の笑みを浮かべると、一度家の中に戻り戸締り等をして家から再度出てくる。扉の鍵と門を閉めると指差しをして頷いている。
運転席にはベリル、ティーロは運転席側の後部座席に座っている。アザムは当たり前のようにベリルのピックアップトラックの助手席に乗る。
「行きたい場所は?」
唐突に訊くベリル。当たり前だが三人とも“何処に”という計画はしていなかった。暫く考えていたが、思い出したようにアザムが言う。
「近い隣の街にショッピングモールみたいな場所なら最近に出来たけど? えーと‘ぺタロン’って名前だったと思う」
「ほう」
アザムの答えにベリルが“どこでもいいが”という感じで答えるが、後ろで微妙に眉をしかめるティーロ。