星の流れに 風のなかに 宇宙(そら)の掌に


僕は

無力で、

彼女のことを想っている。




一日、早く会えば

彼女は

死なずにすんだのかもしれない。




大切な人を失うたびに、

同じことを思う。




その人の死を

無駄にしちゃいけない、と。




それでも、

人は忘れてしまう。
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