笑顔の魔法
「お母さんから聞いてないんだね、今日から5教科を受け持つ中田です。」




フライパンからお皿に入れてにこっと笑う。




なんなの・・・こいつ。



ありえない、家でも演技してなきゃいけないわけ?





これ以上私を疲れさせないで・・・。





「私は花ですっ!!嫌いな教科はぜーんぶです!!宜しくお願いします!!」





「あはは、花ちゃん元気だね。聞いていたとうりだ。」





「えへへ、いいにおいですねっ。」





わざと聞こえるようにくんくんした。




でも本当にいいにおい。




作らなくっても笑顔になりそうな感じ。





「ほら、チャーハンできたからへやいこ!」




「はぁ~い」
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