笑顔の魔法
「先生・・・なにいってるの?」
「ふふ、べつにいけどね、君寂しい子だね。若いのに。」
なにいってるの、おかしいんじゃない?
大丈夫。
今まで誰にも見破られなかったんだもの。
あぁ、だめだ。
怖くて手が震える。
ヤバイなきそう。
「といれ・・・いってきます。」
そういった私の声はすでにふるえていた。
「うん。」
先生は何事もなかったかのように笑顔だった。
その笑顔でますます恐怖を感じる。