蒼空の向うへ

「それともう一つ。バスケは楽しくやるものだと思う人挙手！」



そう言うと、その場に居た全員が手を上げた。



よしよし・・。



「じゃ、勝とうか！」



「「「「「・・は？？」」」」」



僕が言った一言で、その場に居た全員がポカーーンとした表情をしていた。



「お、お前何言ってんだよ！」

「無理に決まってんだろ？！」

「だって向こうにはかなり強い奴一杯いるし・・」

「この部に入ろうとして、絶対に勝とうとしてるんだぜ！！」

「絶対目立つ技決めてくるよな・・」



「はい、最後の2人！」


「「俺ら？」」


「そう、Ｗ田中！2人が今言った事が勝利への大事なKeyなんだ」


2人の田中を指差して僕は言った。