蒼空の向うへ

さっきからクゥクゥって・・やっぱ何かジュースみたいじゃね？


「でも、座敷！さっきのパスナイスだったぜ？」


「え、まじで？よかったぁ」


「ソレを言うなら、レキのシュート綺麗だったぜ？」


「俺ももうちょいフーマみたいに足が速かったらな～」


「そうかな？俺的には、セイの技術が欲しいな！」


「俺はフーマたちみたいに足速くないけどね？」

「いやいや、セイは普通科のくせして何であんなに上手いんだよ？」



五人は一斉に他人の褒めあい・・。キッショ・・あ、失言。


さっきから出ている名前は、所謂コートネームという奴。


一番上から座敷、本名屋敷一志（ﾔｼｷｶｽﾞｼ）こいつは僕が間違えたのをそのまま使っている。相手の行動を見てパスをする判断力が一番ある。


二番目、レキ。本名は田中暦（ﾀﾅｶｺﾖﾐ）Ｗ田中の一人。暦って言う字がレキとも読めるから。五人の中では一番シュートが上手い。


三番目、フーマ。本名風間錬太郎（ｶｻﾞﾏﾚﾝﾀﾛｳ）風間の読み方がフーマに読めたから。ちなみに、五人のうちで唯一２人の普通科の一人。五人の中で一番足が速い。


四番目、セイ。本名早川正平（ﾊﾔｶﾜｼｮｳﾍｲ）正しいをセイと読んだ。ちなみに、もう一人の普通科。小技が利く器用さん。

五番目、ショウ。本名田中勝馬（ﾀﾅｶｶﾂﾏ）。勝つという字をショウと読んだ。もう一人の田中。一番明るく、失敗しても励ませるいいやつ。



コートネームだから、本当はもっと凝ったのにしたかったけど、時間がなかったから仕方がない。まぁ、この場合だと単なるあだ名だね。