蒼空の向うへ
い、いやいやでもでも、こいつらも朝練とかやってただろうし、寝ていたよな。



「俺、集会は寝ないタイプ!」

可愛らしく言ったフーマに続いて・・・


「右に同じく」

レキ・・

「俺もだよ。てゆうか、当たり前?」

・・・セイ。


・・・お前ら僕が女って知っていたのかぁぁぁぁあ!?


しかも、何故ピンポイントで僕が思っていることがわかったんだ!?




「・・・え、どういうこと?」


だけど、わかってない奴若干1名。


「「「クウは女だよ?」」」

「・・へ?」




「3人共耳塞いでー」


そう言いながらも、自分も耳をふさぐ。


3人も真似して耳をふさぐ。首をかしげながら。


そして、かなりの間があった後・・。


「はぁぁぁぁぁああぁあぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁ!??!!?!?!?!」



ショウの馬鹿でかい声が体育館内に響いた。


周りの人も思わず耳塞いだみたいだけど、時既に遅し。

聞いた後に塞いでもねぇ・・。

ほら、皆ゴワーンてなっているよ。

耳が機能していないよ。

多分・・。




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