蒼空の向うへ
「危な~い。ナイス!クウ!!」


グッと親指を立てるフーマ。うん、カワイイ。



「うるせぇ奴」

ちょっち黒いぜ?セイ・・。


「良かった耳塞いでて」

安堵のため息を付きながら耳から手を離すレキ。



「なななななっ!なんだとぉ!?」


「いい加減うるさいよ?」


ゴスっと鈍い音を立てながら、レキの手刀が脳天にクリーンヒットしたショウ。


まぁ、何だ・・・。



ご愁傷様。



「騒いですいません。本当すいません。息して吸いません。二酸化炭素排出してすいません。生きててすいません・・ブツブツ」



「・・セイ?」


「え、何クウ?」


「何した?」

「何って、騒いじゃ駄目だよ、って注意したんだよ?」

・・・ニッコリ笑いながら言ったセイ。


・・・・。絶対それだけじゃないだろ!!!



まぁ、面倒だから追求しないけど。



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