蒼空の向うへ
「ただいま・・」


その時、座敷が戻ってきた。



「あ、お帰り座敷。」


「もう大丈夫~?」


「そろそろ試合始まるよね」


「おう、もう平気。試合始まるのか。じゃ、準備しなきゃな。・・・・で?」




「「「「で?」」」」



僕も含めた4人でハモって聞き返した。


「何、アレ?」


アレと指差す方向には・・・ショウ。



「気にしない方がいいよ、座敷」


「え、だってあれショウだろ?」


そう言って、視線をチラチラ向ける座敷に首を振って視線を向けさせないようにする。








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