蒼空の向うへ
「よし、作戦名は・・」



「作戦名は?」


僕の言葉を、ゴクリと生唾を飲んで座敷が反芻した。




「・・・。悪い考えてなかった」



「「うをいっっ!!!」」


思い切り、座敷とショウに突っ込まれてしまった。


「あ、あはは?」


「まぁまぁ、で、作戦のほうは?」


二人を宥めて僕のほうに視線を向けたレキ。


「とりあえず、向こうは完全に僕たちが弱者だと思っている。」


「いや、弱者って・・・」


そこは突っ込まないで欲しかったなショウ。


「仕方ないよクウ。向こうは馬鹿なんだから」


「そうだねセイ。僕もそう思うよ」



「俺たちが態々あわせてあげているのに気づかないなんてね。バカ以外の何者でないと思うんだ俺。」



「その通りだよセイ。あぁ言う調子に乗っているやつらに限って態度でかいんだよね?」


「本当、本当。まじでウザすぎだよね」


「自意識過剰って言うか、自信過剰すぎなんだよね」



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