蒼空の向うへ
セイとブラックトークを繰り広げていれば、他4人がかなり顔を引きつらせなが小さく会話していた。


「(こ、こえぇ・・)」

「(つうか、くれぇ・・)」

「(二人共相当切れてるね~)」

「(てゆうか、そろそろ止めないと時間ないよね)」


そんなわけで、僕はレキに時間のことを言われて我に返り、作戦の続きを話すことにした。



「とにかく、見縊っている今この隙に攻撃を仕掛ける。そして、一気に・・・攻める!」



「「おぉっ!!」」


「油断している隙に・・か。黒いねクウは」


「(いや、お前も十分黒いよ!)」



爽やかに笑って言ったセイに、レキは思わず(心の中で)突っ込んでいた。



「そこで、だ。さっきまでの戦い方をガラリと変える。」


「待ってました!」

一人パチパチ拍手し始めた座敷。


そう言えば、座敷は五人の中で一番パスワーク力があったんだもんな。

速攻じゃ、そこまでパスしないもんな。


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