蒼空の向うへ
「2軍は、1軍に上がれる可能性がかなり高い。一生懸命頑張れよ」


さっきの黒髪さんがそうやって締めた。



だけど・・おい、チビって何だ。



周りに居た合格者に合わせて、僕も体育館を出る。



あ、そう言えばあの一年の黒髪・・・。



室井朔(ムロイサク)って呼ばれてたな・・・。


あれ・・室井ってどっかで聞いたことあるな・・



どこだっけ・・?



まぁ、いいか・・。



「クゥーーーー!!!」


ドベシャッ


「いった・・」


「お前2軍!超すげぇーな!!」


犬みたいに尻尾がブンブン振っているように見える。


幻覚か・・・


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