蒼空の向うへ
「一体何々だ?」


「クウは気にしなくて良いよ」



セイにそういわれたの気にしないでおくことにした。


あ、そうだ。バッシュ返さなきゃ。



「啓太先輩!」


「んえぇ~?あっっ!!空くぅ~ん!」



最初は気だるげな返事だったのに、僕を見た瞬間テンション急上昇。


いや、本当何なの・・?


「バッシュありがとうございました」


バッシュを渡しながら、ペコリと頭を下げる。


「いえいえ~。そんなことより凄いね。スリーポイントあんなに決めて!」



「あんなにって・・何本入ってました?」


「何と!驚くことに、8本中8本!すっごいねぇ~」



8本しか打ててない・・・。



「まだまだ・・だな」


「・・えぇ?」


「いや、何でもないです」



それより、さっきから本当何かを忘れている気がする・・。



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