蒼空の向うへ
「あー中野さんか」


「え、セイ知ってんの?すっげぇーい~な~」



羨まし気にセイを見るショウ。


「俺も噂聞いたことあるよ?すっごい可愛いらしいね」


その話にレキまでもが便乗する。



やっばいなぁ・・これ確実にあいつ怒ってんじゃん・・。



ダッシュで、短パンの上から学ランのズボンを着て、Yシャツを羽織る。


学ランの上は片手に持った。



「ちょ、俺先に失礼します」


ペコッと頭を下げて走り出す。



そして、体育館の目の前に居るという雫のところへ行く。




なんと、その雫の周りには体育館を使用していたバレー部や、さっきまで一緒に居たバスケ部の合格者なんかが居た。


・・。あ、雫見えた。



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