蒼空の向うへ
あちゃーーー。完璧に怒ってるよ・・・。



入りにくいその雰囲気の中、バチッと雫と視線が合った。




「おっそいッッッ!!!」


ウヒャァー・・こわっ!



「ごめん!」


「明日の朝飯」


「うん。作る作る」


「よし。じゃ、帰ろう?」



明日の朝飯ごときで一瞬に笑顔となった雫。


た、単純・・。


まぁ、可愛いから良いけど・・。


「そうだね、帰ろっか?」


そう言って僕たちは寮に向かって歩き出した。



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