蒼空の向うへ
うん。よし。今日は雫と出かけよう。



決定だな。




「さっきから呼びかけてんだから気づけーーー!!!」



「うをっっ!?」



突然耳につけていたイヤホンを取られて至近距離に顔を近づけてきた智成。



ビビった・・。つか、標準語だし・・!




「な、何だよ・・」


バクバクなる心臓を押さえながら、智成を見た。



「ええ加減俺泣いてまうで?さっきから無視して寂しいったら、ないっちゅーねん!」



「お、おぉ・・悪い」



だからって、いきなりイヤホン外すなし。


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